海外で学んだ全てを神戸に注いで欲しいわね。こういう経験を積んだ選手がチーム内に入るだけで雰囲気が変わったりするものよ。現在低迷中の神戸にとっての光となってチームを引っ張っていってほしいわね。
J1神戸は4日、ドイツ2部リーグのコトブスを退団したDF相馬崇人(29)の獲得を発表した。メディカルチェックを経て正式契約となるが、条件面では 既に合意済み。契約は2012年シーズン末までの1年半となり、背番号は3に内定した。現在12位と苦闘が続く神戸にとって、上位再浮上への起爆剤として の期待がかかる。
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額にじわりとにじむ汗が、日本のピッチに帰ってきたことを実感させた。この日、神戸市内のクラブハウスを訪れた相馬は、チームメートへのあいさつ後、練習着に袖を通して約30分程度のランニング。6日からの練習合流に向け、芝の感触を確かめるように走った。
約2年半ぶりとなるJ復帰だ。09年に浦和からポルトガル1部マリティモに移籍。その後、ドイツでプレーした経験を胸に「日本で自分がどれだけできるかというのもあるし、神戸は具体的な話も早く、自分を必要としていると感じた」と神戸移籍の経緯を語った。
背中で引っ張る。自らについて「声で盛り上げるタイプじゃない。(神戸に)特別、知り合いがいるわけじゃないし」と控えめだが、「欧州での経験で成長し た部分とかいろいろあるけど、それはピッチで表現するもので自分が決めるものじゃない。自分がやっていることで、チームを盛り上げられれば」と、新天地で 貢献しようという思いは強い。
所属先が決まらないまま浦和を飛び出し、欧州のチームがキャンプを張るトルコで“就職先”を探すことなどから身につけたピッチ外のタフネスさや、欧州でのさまざまな経験を、チームに注入するつもりだ。
東京V、浦和時代は攻撃的MFの起用が多かったが「ドイツでもポルトガルでも、サイドバックが多かった。自分としては違和感はない」。チームには不動の左サイドバック、DF茂木もいるが、相馬の加入でサイドの層が厚くなった。
和田監督は「まだコンディションは100%じゃない。7月中に出られる状態に持っていって欲しい」と話した。経験豊富なレフティーが、状態を万全にして神戸の救世主となる。
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