若いサムライジャパンの勢いも相当なものね。6-0という得点差の快勝は中々見られるものではないわね。次は強豪国のブラジル戦ね。この勢いそのままに、是非勝利を手中に収めて欲しいわ。
◆U―17W杯・決勝トーナメント1回戦 日本6―0ニュージーランド(29日、メキシコ・モンテレイ) 侍ニューウェーブだ。日本がニュージーランド に6―0で圧勝した。日本で開催した1993年大会に並ぶ過去最高の8強に進んだ。日本は序盤から技術と運動量で相手を圧倒。石毛秀樹(16)=清水ユー ス=と早川史哉(17)=新潟ユース=がともに2ゴールを挙げるなど驚異の得点力を見せた。初の4強入りを懸け、7月3日(日本時間4日)の準々決勝でブ ラジルと対戦する。
機敏に連動し、華麗にパスがつながる。魅惑の攻撃サッカーに、地元メキシコの観客からは「ハポン(日本)」コールが沸き上がった。中田英寿らを擁した 93年大会は1次リーグ突破で8強が決まったため、決勝Tで勝ったのは史上初。“サムライ新世代”が新たな歴史を切り開いた。
石毛の2発がゴールラッシュに火を着けた。前半20分、右サイドでボールを奪い取り、ゴール前へのクロスがGKの頭上を越えて直接ゴールへ。その2分後 には、左から崩した早川のクロスにゴール前でフリーになり押し込んだ。先制点は幸運な形で転がり込んだが、試合展開は思惑通り。
「2ゴールを決めることができて本当によかった。相手は自分たちのパスサッカーがハマりやすいシステムだったので、いつも通りにやれればいいと思っていた」。大会通算3ゴールで得点ランキング3位タイとなった石毛は、照れながら胸を張った。
この2点で主導権を握った日本は、流れるようなパスワークで相手守備陣を翻弄。前半4―0で折り返すと、後半も手を緩めずに途中出場の南野らのゴールで突き放した。「ここまで差がついたのはびっくり」。想像を超える成長に吉武博文監督(51)は目を細めた。
26、27日には石油採掘の達人たちが捨て身で地球を救うSF映画「アルマゲドン」を全員で観賞した。「仲間を信じることが何よりも大切だと思った」 (石毛)。4試合で11得点を量産し、得点者は実に7人。個人プレーに走らず、まさに団結して戦ってきた結果だ。試合前日には、世界で活躍する視覚障害者 のピアニスト・辻井伸行さんを参考に厳しい戦いへ立ち向かう姿勢も確認し合った。
どこからでも点を取れる自信と勢いで、次は過去3回優勝の王国ブラジルに挑む。「ブラジルに弱点はないと思うが、自分たちの力を試してみたい。やってきたことをピッチで表現できればいい」と吉武監督。欧州、南米勢をなぎ倒し、若きサムライ予備軍が日本の未来へ突っ走る。
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