ゴールを決めた時のパフォーマンスをするしないは賛否が分かれるとは思うわ。もちろんどちらが正しいとは一概には言えない。だけれどもこんな大変な状況だからこそ、アタシはカズダンスが見たい。被災地の人たちに笑顔と感動を伝えられるのはカズダンスだってアタシは信じてるわ。是非ゴールを決めて、希望へのカズダンスを披露してほしいわ。
「東日本大震災チャリティーマッチ」(29日、長居)
ザックジャパンとの一戦に臨むJリーグ選抜の元日本代表FW三浦知良主将(44)=J2・横浜FC=は28日、ゴール後のパフォーマンスとして恒例のダ ンスを実行する考えを明かした。仲間の協力も得て、被災者を勇気づける“カズの舞”を披露する。J選抜は試合会場で約1時間、戦術などを最終確認した。練 習前には募金活動も行い、来場した約1万3000人のファンに支援を呼び掛けた。
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傷ついた被災地のため、カズが舞う‐。「やってもいいんじゃないですかね。いろんな意見があると思うけど、やるのも一つの手だと思う」。現役最年長の大 ベテランから“カズダンス宣言”が飛び出した。日本代表DF槙野は既にパフォーマンス自粛を表明しているが、堂々と正反対の考えを示した。
実際に被災地を訪れたMF小笠原から想像以上の被害状況を聞き、カズは明るい話題を伝えることが必要だと感じた。慈善試合でパフォーマンスを行うことは不謹慎だと指摘される可能性もあるが、少しでも被災者の喜びになるなら、批判も恐れはしない。
僚友たちも協力する。FW佐藤寿は「みんなカズさんのことを大好きだし、尊敬している。今回に限っては、自分が点を取るよりも、カズさんに取ってほし い」と全力サポートを宣言。これを伝え聞いたカズも「そう言ってくれるなら、そういう働きをしたいと思います」と、後輩たちの意気に応える構えだ。
コンディションも維持できている。26日の清水との練習試合(アウスタ)で強烈なシュートを放ち、この日のミニゲームでも先制弾を決めた。大一番で無類 の勝負強さを発揮する男だけに、本番でのゴールも十分期待できる。10年9月26日の富山戦(国立)以来となるカズダンス披露に向けて、舞台は整った。
練習前の募金活動では、ファンから「ゴールしてほしい」とお願いされた。練習では『東北を助けろキングカズ』と書かれた横断幕を手にした小学生の子ども たちが「キングカズ!!」と叫び続けた。ダンスを心待ちにしているのは被災者だけではない。そんな、サポーターたちの思いにも応えるつもりだ。
「44歳になってもあこがれのチーム」という日本代表とついにピッチで対峙(たいじ)する。「自分が代表としてやるくらい楽しみ」。迷いや重圧などない。最強の相手からゴールを奪って踊ることに、この試合の“大義”がある。
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