これは考えようによっては、最高のコンディションではないとはいえカカ程の選手がレギュラーの定位置に居られないというレアル・マドリードというチームのレベルの高さが分かるわね。恐ろしいわ。今シーズンはカカのプレーをあまり見ることが出来なかったけれど、来シーズンはあの誰もが魅了されるプレーを期待したいわね。
レアル・マドリーのMFカカが、母国ブラジルの『ジョルナル・デ・サンパウロ』紙とのインタビューで、ジョゼ・モリーニョ監督から放出要員と見なされているとの報道を否定するとともに、チーム残留を明言した。
「モリーニョ監督が僕を必要としていないと報じられているが、それは真実ではない。彼からも経営陣からも『落ち着いて夏休みを過ごし、プレシーズンに戻っ てきてほしい』と言われた。憶測報道が次々と出てくることは、これまでの経験から分かっていた。だが、僕の希望はあくまでもレアル・マドリーで成功を勝ち 取ることだ。よって、僕は今後もここでプレーを続ける」
カカはまた、負傷に悩まされた今シーズンを振り返った。
「チームとしては良いシーズンを送ることができた。バルセロナを破ってスペイン国王杯で優勝し、チャンピオンズリーグでも準決勝に進出することができた。 また、リーグ戦でも2位に入った。レアル・マドリーのようなクラブにとっては十分ではないことは分かっているが、良い成績であることに変わりはない。一 方、個人としてはキャリアで最も厳しいシーズンとなってしまった。故障が長引き、ようやく1月に復帰できたかと思ったら、3月に再び負傷してしまった。結 局、最後の2カ月しかプレーできなかったのだからね」
一方、故障した股(こ)関節およびひざの状態については、次のように説明した。
「快調にプレーできる試合もあれば、そうでない試合もあった。だから、連戦にも耐えられる肉体を取り戻さなければならない。股関節炎はもはや大きな問題で はなくなった。しかし、2度にわたりメスを入れたひざは100%の状態に戻ることはないので、常に最善のケアをしなければならない」
今シーズン、最後までレギュラーの座を獲得できなかったカカだが、コンディションさえ取り戻せば定位置を争えると考えているという。
「コンスタントに出場機会を得ることができなかったが、これは自分自身の問題であり、監督の采配(さいはい)とは関係ない。むしろ、モリーニョ監督からの 信頼は得られていると思っている。従って、新シーズンに向けては、けがなくチームメートとともにプレシーズンを送り、開幕を迎えられることを願っている」
カカは最後に、新シーズンに向けた抱負を力強く語った。
「僕は自分のキャリアにおいてあらゆるものを手にしてきた。それゆえ、今さら何かを証明する必要などない。とはいえ、僕はまだレアル・マドリーの一員とし て、ファンやマスコミからの期待に応えられていない。それは、自分自身への期待についても同じだ。よって、ミラン時代の最高レベルのプレーを取り戻すこと が、今の自分にとっての大きな挑戦だ。そのために必要なモチベーションは十分にあるし、チームに多くのものをもたらせることを願っている」
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