ロシアリーグに世界最高額の年棒と共に移籍したカメルーン代表のエトー。これだけのビッグプレーヤーがロシアリーグに何故?と当時は思ったものだけれど、こういった理由があったのね。確かにヨーロッパのリーグに比べるとロシアリーグはレベル的に少し劣るけれど、チームを自身が創っていきたいという願望を持った選手にはいい環境かもしれないわ。これからも資金力にものを言わせて次々と世界レベルのプレーヤーを獲得する可能性のあるアンジ。これからロシアリーグを盛り上げていく起爆剤になる事は間違いなさそうね。
今夏、インテルからロシアのアンジ・マハチカラへ移籍したカメルーン代表FWサミュエル・エトーが、フランス誌『フランスフットボール』とのインタビューに応じた。
アンジで年俸2000万ユーロ(約20億8000万円)を稼ぎ、世界一の高給取りとなったエトーだが、本人は金銭的な条件が移籍の決め手となったわけではないことを強調した。
「僕の両親は、僕の年俸など全く気にしていない。むしろ、エトーという名字が全世界に知られていることを誇りに感じている。ダゲスタンの人々がエトーとい う選手を応援し、中国人でさえエトーが誰であるのかを知っていることにね。僕の両親にとっては、こうした事実の方が、僕がアンジで大金を稼ぐよりずっとう れしいんだ」
エトーはまた、インテルからアンジへの移籍が自身にとって大きな挑戦を意味することも強調した。
「インテルに残留することや、イングランドのチームからのオファーに応じることの方が、僕にとってはずっと簡単な道だった。でも、僕はアンジを選んだ。新 たな冒険に挑戦することが必要だったんだ。このチームをリーグ王者に導いて、僕自身が失いかけていたタイトルへの野望を取り戻したかった。アンジはチーム として機能しつつあるし、少しずつロシアサッカーの模範的存在となり始めている」
ダゲスタンの富豪スレイマン・ケリモフ氏をオーナーとするアンジは、豊富な資金を最大限に利用してビッグネームを次々に獲得しているが、エトーは世界中の選手たちがアンジに興味を示し始めていることをほのめかした。
「数年前だったら、所属クラブに不満を持つビッグプレーヤーはチェルシーに移籍したものだった。でも、今はアンジを選ぶ選手も多いんだ。アンジでプレーし ていると、自分がチーム作りに参加していることを実感するんだ。僕はみんなと同じことをやりたくない。おそらく、僕はロシアリーグでの冒険を選んだ最初の ビッグプレーヤーだと思う。でも、これからはもっとたくさんの選手が僕と同じ道を選ぶに違いない」
エトーはまた、アンジの戦力補強に自身が一役買っていることも明かした。
「このチームに“不可能”はない。オーナーは好きな選手を買えるんだからね。でも、選手たちにも、ここに来たいという意思が必要だ。僕はほかの選手にコン タクトをとるようなことはしないけど、アンジに興味がある選手たちの質問には答えている。クラブのフロントに情報を与えることもあるよ」
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