今回消化試合、そしてアウェーとはいえ北朝鮮に完敗といってもいい敗北を喫してしまったザックJAPAN。でも今回の敗戦で得られるものも大きかったと思うわ。この敗北を全くの無にしてしまっては上は目指せないわ。これを糧にして更なる飛躍を遂げるザックJAPANを見せて欲しいわね!
最大の敗因は選手を大幅に入れ替えたことにある。11日のタジキスタン戦と先発メンバーが6人も違えば、まったく別のチームといっていい。劣悪なピッチに順応したタジキスタン戦とは一転、人工芝のピッチと異様なアウェーのムードに飲み込まれてしまった。
しかし、必要な措置だったように思う。最終予選でも厳しいアウェーの環境に打ち勝たなければならない。常に主力が出られる保証はないのだから、バックアップメンバーにも順応力が求められる。北朝鮮戦では得難い経験ができたはずだ。
気掛かりなのは、3-4-3が機能していない点だ。得点を取りにいくシステムを生かし切れていない。中盤の両サイドが3トップを追い抜いたり、中盤の中央が前線のギャップを突いたりすれば生きる形なのに、そうした動きが見られないのでゴールの雰囲気が感じられない。
問題は中盤の両サイドにある。駒野と内田は所属クラブではサイドバック。3トップを追い抜くという意識は希薄で、攻撃開始時の位置も低い。反復練習で体 に覚えさせるのが一番いいのだが、所属クラブではサイドバックに戻ってしまうため、解決策は簡単には見つかりそうにない。
課題の多い試合だったのは確かだ。しかし、サッカーも人生と同じで、失敗があるからこそ成長がある。3次予選突破を決めた後の“消化試合”で、課題を与えられたことを前向きにとらえてほしい。最終予選では、より手ごわい敵を相手にするのだからなおさらだ。
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