◆スペイン国王杯 ▽決勝 Rマドリード1―0バルセロナ(20日・バレンシア) スペイン国王杯決勝での伝統の一戦「クラシコ」が20日、中立地バレ ンシアで行われ、Rマドリードが延長戦の末にバルセロナを1―0で下し、18シーズンぶり18度目の優勝を飾った。試合後マドリードに戻り深夜に優勝パ レードを行ったイレブンだが、DFセルヒオラモス(24)が優勝カップを落としてしまい、カップはバスの下敷きとなってバラバラに壊れてしまった。
これは気まずいわね。でも今季から新調したカップで本当に良かったわ。歴史あるカップだったらもっと気まずいのなんのって・・・。せっかく優勝したのに真っ青になってしまったセルヒオラモスには可哀想だけれど、まぁたまにはこういうハプニングがあってもいいんじゃないかしら。
メリメリッ…。サポーターの大歓声が響く中、オープンカーのバスに乗ったセルヒオラモスが頭上に掲げていた国王杯が、ポロッと落ちた。落下したカップは シベレス広場へ向けゆっくりと走るパレードバスの右前輪部分に。「カップが落ちた!! 落ちた!!」とセルヒオラモスは叫んだというが、歓声にかき消され た。カップは無残。バスの下に消え、バラバラになった。
このカップは、昨季の大会でセビリアが5度目の優勝を飾ったため規定で永久所持することになり、今季から新調されていた。上部は純銀で台座は木製。幸い にもカップそのものに長い歴史はなく、費用は不明だがレアル負担で新調すれば、スペイン協会はそれ以上の責任を追及するつもりはないという。
16日のリーグ戦に続く、中3日での伝統の一戦「クラシコ」。5万人がスタジアムを埋め尽くした。仏頂面がトレードマークのモウリーニョ監督はイレブン に4度胴上げされ、満面の笑みを見せた。イレブンの中でも喜びを爆発させていたのがセルヒオラモスだった。「王室の(レアル)」と名付けられたチームの一 員だけに、バス上から地面をのぞき込むセルヒオラモスの表情は引きつっていた。
◆Cロナが決めた
延長前半13分、ディマリアのクロスから持ち前の背筋力を生かした強烈ヘッド。C・ロナウドは「僕たちにとってとても大切な優勝だ」とチーム3年ぶり、 自身にとっては移籍後初のタイトルに大喜びだった。モウリーニョ監督はポルト、チェルシー、インテルに続く4か国目でのカップ戦優勝。「ボール保持が良い サッカーと言われるが、良い守備やカウンター、スペースを生かすチームプレーも重要だ」と結果を出した自身のチームづくりに胸を張っていた。
◆バルセロナ、欧州CLでリベンジ
激しい接触プレーが続き、何度も試合が中断した。テンポを乱され、パスサッカーを貫くことはできなかった。優勝が決定的なリーグとの国内2冠はならず。 主将のMFシャビは「これがスポーツ。唯一フットボールをプレーしていたのはバルサだった」と、皮肉った。グアルディオラ監督は「負けるより勝ったほうが いいが、勝ち続ける人生はありえない」とサバサバ。欧州CL準決勝(27日、5月3日)でのリベンジを誓った。
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