前回CL王者のインテルに完全勝利したシャルケ。そのシャルケでレギュラーを獲得している内田も、とうとうワールドクラスの選手になったという嬉しいエピソードね。世界を代表する選手からユニフォームの交換を申し出されるのはそういう事じゃないかしら。日本人初となるCL準決勝進出!次はマンUと対戦の内田だけれど、きっとやれるわ!勝利をもぎとって、また一歩日本人選手の歴史を刻んでほしいわね。
◆欧州CL準々決勝第2戦 シャルケ04 2―1インテル=2戦合計7―3でシャルケ04が準決勝へ=(13日・ゲルゼンキルヘン) 日本代表DF内田 篤人(23)が所属するシャルケ04(ドイツ)が、ホームで同代表DF長友佑都(24)がいる前回王者・インテル(イタリア)を2―1で下し、2戦合計 7―3で同クラブ史上初の4強入りを果たした。日本人所属チームがベスト4入りしたのも初めて。内田と長友がフル出場でマッチアップした日本人対決を、 14日付イタリア紙は絶賛した。シャルケ04は準決勝(26日、5月4日)で、3季ぶり4度目の優勝を狙うマンチェスターU(イングランド)と激突する。
昨季王者インテルに2連勝。1904年のクラブ創設から107年で初のCL4強進出。5万4142人が詰めかけたホームの大歓声の中、日本人初のベスト 4入りを果たした内田は、ともにフル出場した長友とユニホームを交換。しっかりと抱き合った。古くは78~79年季、欧州チャンピオンズカップ(現CL) でアジア人初ゴールを決めた奥寺康彦(現横浜C・GM)、94年にセリエA初の日本人選手となった三浦知良(現横浜C)、06年にCL日本人初得点を決め た中村俊輔(現横浜M)ら、多くの先人たちの挑戦の頂点に立つ戦いを制した。
イタリアのガゼッタ紙は内田と長友に6・5点の高い評価を付け、「まるで黒澤映画のワンシーン。CLでの日本人対決は、日いずる国のサッカーが偉大に なった証し」と称賛。それでも内田は「(日本人は)もともとやれると思う。そのうちにすぐ(続く選手が)出てきますよ。日本はもっとやれるというのを見せ ないと」といつものように淡々と話した。
激突したカメルーン代表FWエトーをきっちり止めた。絶妙なポジショニングで相手の持ち味のスピードを抑え、動きを遅らせて味方のカバーを待つ頭脳的な守備。「ずっと(相手を)見て、タイミングとって、面倒くさかったけど、それをやらないと勝てない」と辛抱強く抑えた。
1―0でシャルケがリードしたハーフタイム。信じられないうれしい出来事があった。インテルのDFマイコンが「ウチダ」と声をかけた。「ユニホームを交 換してくれ」と話しかけられ、思わず「えっ、俺? 俺の?」と目が点になったが、W杯優勝最多5回のブラジル代表の右サイドバックの申し出に、まさかの ハーフタイムのユニホーム交換。「こういう環境でやれているのが刺激が強くて楽しい」と、幸せをかみしめた。
マンUとの準決勝。絶好調の37歳・元ウェールズ代表MFギグスやイングランド代表FWルーニーとマッチアップする。「やるからには楽しみたい。きついし走らないといけないし、大変ですけど楽しめたらいいじゃないですか」。歴史を作る男は、さわやかに言った。
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