2011年8月8日月曜日

松本の空が泣いた、松田さん亡きホームゲーム

まだ移籍てそれ程時間も経っていないのに、松田選手がどれだけサポーターとチームメイトに愛されていたかが分かるわね。彼の早すぎる死は本当に衝撃的であり、悲しい報せになってしまったけれど、松本山雅J2昇格、そしてJ1への昇格という松田選手と共に目指した夢に向かって走り続けてほしいわ。


サッカー・JFL後期第6節第2日(7日、長野・松本平広域公園総合球技場ほか)急性心筋梗塞(こうそく)で4日に死去した元日本代表DF松田直樹さん (享年34)が所属していた松本山雅が、首位のSAGAWA・SHIGAとホームで、松田さんの死去後初の試合を行った。試合直前の雷雨の影響で1時間遅 れの午後7時半にキックオフされ、松田さんが夢見た「J2昇格」へイレブンは必死に走り、9890人の観衆は懸命な声援を送ったが、1-2で無念の黒星と なった。8日には群馬・桐生市内で松田さんの通夜が営まれる。

松田さんの早すぎる死を惜しむような激しい雷雨に見舞われ、予定の午後6時半より1時間遅れのキックオフ。試合前には両チームの選手や観客ら全員で約1 分間の黙祷(もくとう)をささげ、山雅の選手は喪章と、松田さんの背番号「3」の入った緑色のリストバンドを巻いてピッチに立った。

スタンドには「ありがとう松田直樹」と大書され、サポーターのメッセージがびっしり書き込まれた緑と青の2色の横断幕も。「マ~~ツダナオキー、松本の マツダナオキー、俺たちとー、この街とー、どこまでもー」「ONE SOUL! ONE SOUL!」。サポーターの大合唱に包まれ、気合に満ちた表情で 首位に立ち向かった山雅イレブンだったが、苦しい展開が続いた。

前半9分、相手FW大沢朋也(26)に先制点を献上。43分には主将のMF須藤右介(25)が危険なプレーで2枚目の警告を受け退場となった。後半13 分、CKのチャンスからDF飯田真輝(25)が同点ヘッド。スタジアムは歓喜に満ちた。それもつかの間、19分に再び大沢に勝ち越し弾を許すと、34分に はDF多々良敦斗(24)がゴール前で相手を倒しこれまた2枚目のイエローで退場。終了の笛が鳴ると、ピッチに残った9選手はその場に倒れ込んだ。

自分のユニホームの下に松田さんのユニホームを着て臨んだFW木島良輔(32)は、「着れば一緒に戦ってくれそうな気がした」と話したが無念さを隠しきれなかった。

試合後、松田さんのユニホームをピッチに置き加藤善之監督(47)が観客席に向かってあいさつ。「マツはもうピッチに立てませんが、ぼくらの心の中に生き続けてくれると思う」。松田さんが誓ったJ2昇格へ、歩みを止めるわけにはいかない。

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