2011年8月3日水曜日

元日本代表DF松田、一時、心肺停止「極めて厳しい状態」

昨日のニュースでびっくりしたわ。日韓W杯で日本代表DFとして活躍した松田選手の姿はまだ記憶に新しいわね。まだ34歳。今は一日でも早い回復を祈るのみだわ。


元日本代表DFで02年日韓W杯の16強進出に貢献した松田直樹(34)=JFL・松本山雅=が2日、長野・松本市内の梓川ふるさと公園での練習中に倒 れ、心肺停止状態となった。急性心筋梗塞とみられ、午前10時過ぎに市内の信州大医学部付属病院の救急救命センターに緊急搬送された。人工心肺装置により 血流を維持し、心肺停止状態から微弱ながら心臓の鼓動は戻ったが意識はなく、今村浩医師は「極めて厳しい状態」と語った。

元代表戦士が突然の惨禍に襲われた。2日午前10時23分に信州大病院集中治療室に搬送された松田は、午後8時を過ぎても意識は戻っていない。この時点 で心臓の鼓動はごく微弱、自律して機能する状態ではない。人工心肺からつないだ管を体内に通し、全身の循環機能を維持していた。午後6時、信州大病院の今 村医師は会見で「生死? それも含めて非常に厳しい状態」と明かした。

午前9時42分、松本山雅の練習で約15分のランニングを終えると、松田は突然、体調不良を訴えた。「ヤバイ、ヤバイと発して、そのまま受け身を取るよ うな形で倒れた」と加藤善之監督。あおむけに倒れ、けいれんを起こした。練習場に悲鳴が上がった。慌てて、クラブの医療スタッフと居合わせた看護師によっ て人工呼吸と心臓マッサージが行われた。

クラブにも練習場にもAED(自動体外式除細動器)はなかった。10時13分に到着した救急車内で、さらに電気ショック、薬剤投与も受けたが、意識は戻らず。病院に着いたころには心肺停止状態。急性心筋梗塞とみられている。

7月31日は松商学園高との練習試合で75分間出場。前日1日のオフは横浜で過ごした。夜に松本に戻り、この日の午前9時30分からの練習に参加。冒頭 のミーティングでは「正面に立っていたが、どこか悪いそぶりはなかった」と加藤監督。気温24度、曇り空。過酷な天候ではない。今村医師は「まだ若いし、 スポーツをしている人の(急性心筋梗塞)発症は、ないわけではないがまれ。特定の理由は見当たらない」。原因不明の悪夢だ。

02年日韓W杯では右DFとして16強入りに貢献。対人プレーに無類の強さを誇った。95年から在籍した横浜Mでは385試合出場。アトランタ、シド ニーと2度の五輪に出場し、日本サッカー史に名を刻む名手。昨オフに横浜Mから戦力外通告を受け、JFLの松本山雅に移籍。J2昇格の請負人として意気込 んでいた。情に厚い熱血漢。多くの選手に慕われた。

病院には、松本山雅の選手全員や、元チームメートが詰めかけた。全国からサポーターも集まり、祈るような気持ちで回復を待った。

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