2011年12月15日木曜日

柏、無念…サントスに敗戦も酒井意地弾!

スコア的には3-1という結果だったけれど、世界屈指の強豪チームにあそこまでの試合が出来るってアタシはスゴいと思ったわ。試合には惜しくも負けてしまったけれど、Jリーグのレベルの高さを世界に見せ付ける事が出来た素晴らしいゲームだったとアタシは確信しているわ。


世界の壁は高かった。柏は規格外のシュートを3発被弾したが、DF酒井のゴールで一矢報いた。恥ずかしい負け方はしなかった。MF大谷は「チームとして、組織としてやれてた部分はあった」と、敗戦の中でも手ごたえを感じていた。

分かっていても止められなかった。前半19分、サントスのFWネイマールが、ペナルティーエリア手前でスライディングに行った大谷をかわしてからシュート。美しい弧を描いたボールは、ゴール左隅に吸い込まれた。

最善は尽くした。ネルシーニョ監督からの「2対1で対応しろ」という指示通り、ネイマールがボールを持ったら2人以上で徹底マーク。だが、厳重な警戒網 をかいくぐられ、大谷は「ボールタッチも素早いし、シュートまでの時間も短い。能力の高さを見せつけられました」と脱帽した。

それでもJ王者の意地は見せつけた。後半9分、CKから酒井がジャンピングヘッド。「1点取ればチャンスだと思いました。リーグ戦でもそこから逆転してきた」。この日は逆転まではできなかったが、消沈気味のムードを一掃した。

下馬評は柏の圧倒的不利。スコアこそ2点差を付けられたが、試合内容では堂々と渡り合った。観戦した日本サッカー協会の小倉会長も「あそこまでやれるのは立派ですね。さすがJリーグチャンピオンという試合をやってくれました」と誉めたたえた。

J2、J1と進めてきた下克上ロード。世界一になることはできなかったが悔しい経験も成長の糧。世界の舞台で一回り成長したレイソルが、再出発を図る。

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