2011年12月8日木曜日

バルセロナのシャビ「今回のレアル・マドリーは真っ向勝負を挑んでくるだろう」

両チームとも得点を取りにいく攻撃的なサッカーを展開するならば、観ていてこれだけ面白い試合はないわね。選手も観客も白熱する試合。今回のエル・クラシコではそんな試合を期待していきたいわ。


バルセロナのスペイン代表MFシャビ・エルナンデスは、7日に行われた記者会見で、いよいよ3日後に迫ったレアル・マドリーとの“エル・クラシコ”(伝統の一戦)について自身の見解を述べた。

シャビはまず、「これはほかのいかなる試合とも異なる特別な一戦だ」と述べ、現在首位に立っている上に、本拠地サンチャゴ・ベルナベウで戦えるレアル・マドリーの優位を予想する声をやんわりと否定した。

「ここ3~4年の“エル・クラシコ”は、調子の良い方がものにしている。だが、僕らは21ポイントもの差をつけられていながら、ベルナベウで勝利もほぼ同 然の引き分けを演じたこともあった。この特別な一戦では、どちらが順位表で上にいるだとか、どちらが良い状態にあるかなどは関係ない。僕らにとって、今回 の試合での勝利は今シーズンのターニングポイントになりそうだ」

今シーズン、両チームはすでに8月中旬に行われたスペインスーパーカップで対戦しており、その時はアウエーでの第1戦を2-2で引き分け、ホームでの第 2戦を3-2で制したバルセロナに軍配が上がった。とはいえ、シャビはタイトル獲得こそ逃したものの、プレーに自信を深めたレアル・マドリーが昨シーズン のような守備的な戦い方ではなく、攻撃的にくることを予想した。

「昨シーズン、僕は彼らのゲームプランに苦言を呈した。だが、スーパーカップでの対戦を見る限り、彼らは真っ向勝負を挑んでくるのではないかと思ってい る。少なくとも昨シーズンのような戦い方はしてこないだろう。両チームのポテンシャルが映し出されるオープンな展開は、僕の望むところでもある。一方、最 近の“エル・クラシコ”では、審判の判定やラフプレーについてばかりが話題となっている。これはサッカーというスポーツにとって嘆かわしいことだ」

シャビは一方、前日行われたチャンピオンズリーグ・グループリーグ最終節のBATE戦に、ほとんどの主力を温存しながら4-0で圧勝を手にしたことについて、スタメンの多くを占めたBチーム所属の若手を賞賛した。

「彼らの生まれ持った才能は次元が違う。僕も一緒にプレーしたいくらいだった。僕らのカンテラ(下部組織)は本当に素晴らしい。そして、チームには若手を 信頼して起用する監督がいる。ピッチで躍動した若手、スタジアムに訪れた観客はもちろん、プレーしなかった選手にとっても最高の1日だった」

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