フィールドでプレーするのは選手だけれど、代表チームを任せられているのは監督であって選手ではないわ。選手が思い上がって無責任であり、軽率なプレーをするのであれば監督としてその選手を野放しにしてはおけないわね。例えそれが類を見ない世界的ストライカーでも同じ事がいえるわよ。サッカーはいくら上手くても一人では勝てないスポーツよ。チームプレーが最も重要なこのスポーツでは勝手な行動を取る選手が一人だけでも居れば致命的ね。世界的強豪イングランドを支えるには、並大抵の決意では保てないという事ね。
イングランド代表のファビオ・カペッロ監督は、先日7日に行われたユーロ(欧州選手権)2012予選のモンテネグロ戦(2-2)で一発退場を受け、少なくとも本大会の初戦を棒に振ることが確実となった同代表FWのウェイン・ルーニーに対して、厳しい姿勢を見せた。
「ルーニーが出場停止となるユーロ本大会での最初の1または2試合に向け、何らかの対策を練ることになる。そして、幸運にもその解決方法が見つかった場合、彼はレギュラーの座を取り戻すため、必死に努力しなけれならないだろう」
さらに、カペッロ監督は状況次第ではルーニーをベンチに座らせ続ける可能性もあることをほのめかした。
「わたしだって誤ちを犯すことはある。しかしこれまで、いつだって最高のコンディションにある選手をメンバーとして選んできたつもりだ。モンテネグロ戦に は招集できなかったが、ジャーメイン・デフォー(トッテナム)やダニエル・スタリッジ(チェルシー)の2人は現在、所属クラブで抜群のパフォーマンスを見 せている。つまり、ほかに良い選手がいれば、ルーニーを先発メンバーから外す可能性もあるということだ。わたしは、これまで監督を務めたチームで、何度と なく優れた選手をベンチに座らせてきた」
カペッロ監督はモンテネグロ戦後のインタビューで、「ルーニーは今後もチームの一員としてプレーするだろう」と述べたものの、軽率なラフプレーにより退場となった同選手に対する怒りをあらわにしていた。
カペッロ監督はまた、来月12日に行われるスペイン代表との親善試合にはルーニーを招集しないことを明言した。
「ルーニーがスペイン戦でプレーすることはないだろう。それよりも、新しい選手を試すつもりだ。わたしの選考基準は選手であって知名度ではない」
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