香川のゴールで先制点を奪ったドルトムントだけれど、逆転負けを喫してしまったわね。負傷で長期離脱していた香川にとってはリーグ戦での久しぶりのゴールだっただけに、本当に勝利してほしかったわね。これからもリーグ戦に代表戦に、ゴールを量産してくれることを期待するばかりね。
18日のブンデスリーガ第6節、ハノーファー対ドルトムントで、ドルトムントMF香川真司は今季初得点を奪った。ケガで棒に振った昨季後半があったため、昨季前半戦以来の得点であり、ゴールは喜びをあらわにした。
だが、チームは終盤に立て続けに失点して、勝利を逃した。香川は復活の手応えを感じつつ、ぎこちなさも否定できないようだ。以下は、試合後の一問一答。
―陣容が変わった試合だったが。
「2人ともボランチは技術があるし前を見られる選手だったので、前半からやりやすかった。サイドを起点にうまくやりたかった。そういう意味ではやりやすかった」
―スペースがあまりなかったが。
「サイドをうまく崩していたと思うし、起点はできていたと思う」
―後半なかなかシュートにいけなかったが、得点できた。
「前半から点を取れる雰囲気はあって、自分自身いけるなと思った。それがうまく得点につながった」
―ブワシュチコフスキが積極的だった。
「サイドからガンガン行っていたし、スピードがあって、数的優位もつくれていた。ワンツーなどで簡単に崩せていたので、センタリングの精度は課題だけど、そこまでの崩しは良かったと思う」
―ゴールシーンは。
「イメージどおりで、冷静に流し込めた。GKが出てきていたが、落ち着いて打てた。(受けた後)いかにボールを前に持ち込むかということを考えた。うまくボールがつながった。あとは決めるだけだった。(ファーストタッチは)イメージどおりのところに落とせた」
―ゴールの後にチームは苦しんだ。
「相手の押し込みもあったし、自分たちもラインを押し上げられなかった。前の選手も孤立してしまったり。相手の右サイドを中心に崩されていた。でも守備人数は足りていた。サイドに人数はいたが、奪えていなかった。サイドで取り切れなければいけなかった。ちょっとやられすぎた」
―相手の圧力を感じたか。
「ハノーファーの後半の最後の攻めには、勢いを感じた」
「前と後ろで、ちょっと距離が開いた。もうちょっと2点目、3点目を取りに行く姿勢を出してもよかったと思うし、相手も(攻めに)きていたからチャンスはあった」
―去年、このスタジアムでも得点しているが。
「どの試合でもそうだけど、この試合でも得点にこだわっていた。そういう雰囲気はあった。この試合を機に、また次の試合でも点を取れるようにしたい。良いイメージや良い動きなど、試合を通じて徐々に良くなっていると感じている。チームとして厳しい試合を勝てるように頑張りたい」
―点を取れて楽になったか。
「点を取れてうれしかった。これで勝てたらもっとうれしかったけど…」
―得点後は、さらに点を取りにいくイメージだったか。
「去年は点を取った後、畳み掛けるように2点、3点といけていた。そういう前に出る勢い、力はあると思う。そういう意味では、取れなかったのは残念だった」
「去年は先制したり、こういう時間帯になったら勝てる自信はあったが、今年はそこで失点したりしているので、絶対的な強さは90分を通して出せていない」
―勝つイメージが持ち切れないのか。
「今日も終盤チャンスをつくられている中で、案の定決められた。ワンチャンスを決められた。どこかで守備もはまっていないのかなあと思う」
―苦しい時期と感じるか。
「ケガ人も戻ってくる。今は我慢するしかない。その中で今日は勝てるチャンスだったから、すごく悔しい。ただ、まだシーズン序盤で、(優勝の)可能性はしっかりある。チームとして今の状況を把握して、切り替えができるか」
―代表選手が増えたことも遠因か。
「いろいろな選手が代表選手になったりして、ましてや今はケガ人も出ている。だから、状況の変化については、感じるところが一人ひとりあると思う。その中で、若いチームだからこそ、しっかり見詰めてやっていかないといけない」
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