日本が制したアジアカップの決勝戦の決勝点となったあの美しいボレーシュートを覚えているかしら?あのボレーシュートを決めたのが彼、李忠成選手ね。今回はJリーグから2部とはいえイングランドのプレミアリーグに移籍した事で話題を集めているわ。C・ロナウドも口にしていたけれど、プレミアが世界でナンバーワンのリーグだというプレミアで、季選手がどこまでやれるのかが楽しみでしょうがないわ。今や日本のエースストライカーとして期待される季選手が、サッカーの母国で更に飛躍してくれる事を祈るばかりよ。
J1広島からイングランド2部リーグ、サウサンプトンへの完全移籍が決まった日本代表FW李忠成(26)が、デイリースポーツの単独インタビューに応 じ、胸中を激白した。日本代表のレギュラーとして2014年ブラジルW杯で世界一に輝く夢を抱きながら、まずはサッカーの母国で大輪の花を咲かせる‐。欧 州挑戦後の人生設計など、今明かせる最大限の思いを惜しみなく語った。11年アジア杯優勝の立役者は、大きな志を胸に24日、渡英する。
‐16日の会見(広島)で、複数のオファーの中からイングランドを選んだ理由を「世界最高峰だから」と言った。
「やるんだったら、世界一のリーグでやりたかった。ヨーロッパでもプレミアリーグは全然、レベルが違うと思う。確かに(スペインの)バルセロナやレアル (マドリード)はすごいと思うけど、アベレージというところで言えば、プレミアが間違いなく世界一のリーグ。それと自分にとって、英語圏というのも魅力的 だった」
‐サウサンプトンがプレミアリーグに昇格すれば、「世界最高峰」を舞台に戦うことになる。イングランドで骨をうずめたい気持ちはあるのか。
「未来はどうなるか分からない。今は自分が(サウサンプトンが)プレミアに上がる力になれればいいし、そこだけに集中している。その山を越えたときに もっと違う山が見えて、その先にまた山があると思う。働き場所がどこであれ、サッカー選手として、試合に出て点を取ることが一番の目標なので、(イングラ ンドで)骨を埋める、埋めないということは目標ではない」
‐チームは現在首位を走るが、まだまだ試合数が残されており、プレミア昇格に向けて安泰とはいえない。ゴールゲッターとして期待は大きい。
「すごく期待されている。2トップの一角で、(1・5列目の)シャドーストライカーをやってくれと言われている。そこが自分に求められているところだと思うので、早く点をとりたい」
‐欧州挑戦後を含め、今後の人生設計はどのように描いているのか。
「めちゃめちゃ難しい質問だけど…とにかく、今は突っ走るだけ突っ走ればいいと思っている。将来、監督をやりたいとか資格をとりたいとか、今そういうこ とを考えても仕方がないし、その時になれば、その時の風が吹く。サッカー選手としては、いつかKリーグ(韓国)でプレーしたい思いはある。自分の母国の言 葉をしっかり話せるようになりたい気持ちが強いので」
‐将来、Jリーグに復帰する気持ちはあるのか。
「どのチームでということは言うべきじゃないけど、最終的にはJリーグで(選手生命を)終えたいという気持ちはある。いつも思うのは、自分がすごくサッ カー好きで、サッカーオタクみたいな立場だったら、何をするだろうかと考えたときに、日本でサッカーをもっと盛り上げたいという気持ちになると思う。サッ カーのステータスをもっと上げて、サッカーというスポーツが面白いということをたくさんの人に知って欲しいという思いがある。Jリーグ元年のころ自分は小 学生で、ラモスさんやカズさんにすごくあこがれてサッカーをやっていた。自分がもっとレベルアップして、ああいう華のある、魅せるプレーを子どもたちの前 でできれば、サッカー人口ももっと増えるだろうし、サッカーを好きな人が増えることは、自分にとってもすごく幸せなことだから」
‐14年ブラジル大会では日本代表のレギュラーとして、世界に李忠成の名前を売る大会にできると思っているか。
「今の自分じゃ、全然ダメ。まだまだ力が足りない。これから向こう(イングランド)でもう一皮むければ、代表でスタメンを張れると思うし、もう二皮むけ れば、ワールドカップの舞台でもバリバリ活躍できる選手になれると思う。だけど、それも言葉で言うのは簡単。有言実行はあまり好きじゃないので、今からそ うなる!とは言いたくない。アジアカップのときもそう。(大会前に)自分がヒーローになる!と言っていたわけじゃない。ヒーローになったときに言ったほう が格好いいし、そういう美学はずっと持っている。だから、そうなったときに、満面の笑みで言いたいと思う」
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