2012年3月6日火曜日

宮間アシスト、W杯決勝再現!魔法のCK

昨日の試合はアタシもTVで観ていたけど、本当に歴史的勝利だったわね。W杯で王者に輝いたとはいえ、まだ世界第一位の米国には勝利までは勝ち取っていなかったわ。それがこのアルガルベ杯で達成出来た事は、本当に意味のある事だと思うわ。試合内容的にも、エースの澤選手が欠場する中、互角以上に渡り合っていたものね。何度かピンチはあったものの、試合終了のホイッスルを聞いた時には、思わず拍手してしまったわ。今は本当に勢いのあるなでしこJAPAN。この勢いそのままに、決勝戦でも勝利して優勝を勝ち取って欲しいわね。



アルガルベ杯1次リーグB組最終戦(5日、米国0-1日本、ポルトガル・ファロ)日本が26試合目で米国から初勝利を奪った。後半38分、MF宮間あや (27)=岡山湯郷=が左CKで、FW高瀬愛実(21)=INAC神戸=の決勝弾をアシスト。MF沢穂希(33)=同=に代わり今大会から就任した新主将 が、歴史的な白星を導いた。沢は体調不良で急きょ、欠場。MF大野忍(28)=同=は代表通算100試合出場を達成した。

“魔女”の右足が歴史的ゴールをアシストした。0-0で迎えた後半38分。MF宮間が短い助走から左CKをけり込んだ。遠いサイドで待ち構えるFW高瀬の頭にドンピシャの弧を描き、これまで通算4分け21敗の米国をついに沈めた。

「チームひとつになって米国と戦えて、誇らしい。(ゴールは)高瀬が攻守に頑張ったたまものですよ」

セットプレーの名手が“3度目の正直”で大仕事だ。昨年3月2日は、同じアルガルベ杯の米国戦で鮮烈なFK弾。同7月のW杯決勝・米国戦も後半延長にCKをMF沢に合わせ、起死回生の同点弾をアシストした。正確無比な右足で米国を追いつめ続け、ついに初勝利をつかんだ。

「米国は一番強いチーム。でも今までのように簡単に負けて、あっちが勝って当然という顔はさせない」

大黒柱の沢が欠場する有事にも、新主将は強気だった。左サイドから米国のDF裏を脅かすクロスを放り込み、機を見てはゴール前から積極的にシュートを放つ。攻撃のタクトを振り、チームを鼓舞した。

09年11月14日の親善試合・ニュージーランド戦から主将を務めた沢に代わり、今大会からキャプテンマークを巻く。10年広州アジア大会では大会限定 の主将でアジア制覇し、資格は十分。「ピッチの中では常に怒っている。沢さんとは違うタイプ」とMF大野が証言する通り“闘将”だ。

もっとも最年少18歳で同部屋のFW京川は、「緊張して話せないときも話かけてくれる」と女性らしい気遣いを感謝。アメとムチを使い分け、チームをまと める上げる手腕はお見事だ。7日の決勝に向け、「もっと守備も完ぺきにしたい。タイトルを取れば自信になる」と口元を引き締めた。

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