2012年4月3日火曜日

「宮市は若き日のギグス」英国記者が見た侍スピードスター

宮市君のポテンシャルは、これまで多くの一流選手を大勢見てきた記者の目にも止まる程に優れているという事ね。ボルトンにレンタル移籍して以来、たしかに目覚しい活躍をしている宮市君。正直、アタシも日本を代表する選手に成長するのではないかという大きな期待を持って彼を応援しているわ。


ボルトンの日本代表FW宮市亮(19)の評価がうなぎ上りだ。1月にアーセナルからボルトンへ期限付き移籍し、3月31日のウルバーハンプトン戦まで公 式戦7試合連続で先発して1得点2アシスト。新天地で飛躍した若きスピードスターを、本場英国の記者はどう見ているか。ボルトンの番記者マーク・イリーズ 氏(ボルトン・ニュース紙)、全国紙記者スティーブ・スタマーズ氏(サンデー・ミラー紙)、評論家のデビッド・プリート氏(元トットナム監督)に話を聞い た。

目の肥えた英国の記者にとっても宮市の活躍は衝撃的だった。今季アーセナルでの出場はリーグ杯2試合だけ。無名だった19歳の日本人が1月にレンタル移籍したボルトンで不動のレギュラーとなり一気に飛躍した。

≪イリーズ記者≫ 私がこれまで見てきたボルトンの選手で最もスピードがある選手で、技術も兼ね備えている。彼の活躍には驚いた。正直に言うと、アーセナル時代はあまり知らなかった。

英テレグラフ紙で100メートルを10秒6で走ると紹介された快足だけが武器ではない。かつてトットナム、レスターなどを率いた“ご意見番”のプリート氏は説明する。

≪プリート氏≫リョウは左右両サイドでプレーできる。そこは彼のアドバンテージであり、今後武器になるはずだ。

日本から来た新星に似た選手を聞くと、元ウェールズ代表の超大物が挙がった。

≪イリーズ記者≫左サイドのウインガーという点では、若き日のライアン・ギグス(マンチェスターU)に通じるものがある。

そしてイリーズ、スタマーズ両記者が言及したのは、スピードという共通点があるアーセナルのイングランド代表FWウォルコット。さらにイングランド代表の左サイドバックの名前も出た。

≪スタマーズ記者≫ポジションは違うが、もともとウインガーだったA・コール(チェルシー)。左サイドで抜群のスピードがあるリョウは、コールの若い頃を思い起こさせるね。

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